中津城

登城記
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続日本100名城
所在地:大分県中津市

登城日:2022年10月

 黒田官兵衛が九州に入り、川を巧みに利用して築城した城。黒田と細川の石垣が残る。模擬天守も雰囲気あり、最上階からは大分の海と山が見渡せます。

魅力度ポイント

 現存している城域は広くはありませんが、模擬天守に登って、最上階から見渡すと川を上手く活用した海城だということがよくわかります。

点数はあくまでも個人的な見解です。魅力度ポイントの詳細については以下ご参照ください。

概略

 1588年(天正16年)、黒田孝高(官兵衛)が豊臣秀吉から豊前国を与えられて、領地の中心に中津城の築城を開始しています。1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦いの戦功により、黒田氏が筑前に移り、細川忠興が豊前・豊後に入国し、中津城を修築します。細川氏転封後は小笠原氏、奥平氏が入封し、幕末まで続きます。

 中津城は、中津川の河口に築城され、堀には海水が引き込まれており、今治城、高松城とともに日本三大海城とも言われています。北は中津川を天然の堀とし、本丸を中心に、北に二の丸、南に三の丸があり、全体で三角形のような形状をしていました。櫓は22基、門は8棟あったようですが、天守は建てられていなかったようです。

 中津城に残る石垣は、近世城郭の石垣としては九州最古のものであるようです。現在は本丸の石垣の一部が現存しています。本丸南の堀と石垣は復元されています。また、本丸上段には模擬天守二重櫓が建てられています。模擬天守は奥平家歴史資料館として一般公開されています。

別名扇城、丸山城、小犬丸城   
城地種類平城(海城)
築城年代天正16年(1588年)   
築城主黒田孝高
主な城主黒田氏、細川氏、小笠原氏、奥平氏   
文化財史跡区分 県指定史跡

見どころ

石垣

本丸下段南面の石垣
本丸下段南面の東側の石垣

 本丸下段南面の東側の石垣です。この石垣と水堀が復元されたようです。

本丸下段南面の西側の石垣

 こちらは西側にある本丸南面の石垣です。

増築された石垣

 南面の石垣の真ん中あたりに古い石垣が見えています。何段階かにわたって石垣が増築されたようで、その様子がわかるようになっています。

川沿いの石垣
川沿いの石垣

 城の西側には中津川が流れています。本丸跡から中津川沿いまで降りて行くことができ、本丸西側の川沿いの石垣を見ることができます。往時はこのあたりまで川が迫っていたようです。

本丸上段北面の石垣
本丸北側の石垣

 模擬天守が建てられている本丸上段の北側の石垣です。

黒田時代と細川時代の石垣の境目

 ここに、積まれた時代の違いがはっきりわかる石垣があります。Y字になって目地が通っている(斜め左の線のように見える)場所が境目で、右側が黒田時代の石垣で、左側が細川時代の石垣です。細川時代は自然石のようで、黒田時代の石は四角く加工されているため、黒田時代の方が一見新しいように見えますが、実はその逆で、先に積まれていた方が黒田時代です。黒田氏はどうやら近くの7世紀の遺跡である唐原山城(とうばるやまじろ)の神籠石と呼ばれる直方体に整形された石を持ってきて使ったようです。

本丸跡

本丸の石碑

 本丸上段の東側です。本丸の石碑越しに天守と堀が見渡せます。

本丸(北側)

 模擬天守が建っているのが本丸上段の北東隅あたりです。このあたりは元々二の丸だった場所と思われます。

黒田官兵衛と光姫の石像

 本丸北側の堀端には、黒田官兵衛とその正室光姫の石像があります。黒田官兵衛は戦国武将には珍しく側室を置かなかったことで有名です。

模擬天守

模擬天守

 本丸の外(東側)から見た天守です。1964年(昭和39年)に、観光目的で模擬天守が建てられたようです。中津城に実際に天守があったかは議論が分かれるようですが、やはり城跡に天守があるといいですね!

模擬天守と薬研堀

 東南側から見ています。堀は薬研堀と呼ばれているようです。模擬天守の手前にある二重櫓は、大鞁櫓(だいひやぐら)と呼ばれており、こちらも模擬(?)櫓だと思われます。

本丸内から見た模擬天守

 本丸内から見た模擬天守です。雰囲気あっていいですね。天守内部は奥平家歴史資料館として公開されています。

模擬天守からの眺望

南側の眺望

 最上階は展望室になっており、周りが見渡せて眺望は素晴らしいです。南側は眼下に本丸跡が、遠くには大分県に横たわる山々が望めます。

大鞁櫓と薬研堀

 大鞁櫓と薬研堀も上から一望することができます。

西側の眺望

 西側には城の真横を流れている中津川がよく見渡せます。

北側の眺望

 中津川のすぐ先は海に繋がっていて、その繋がった先の海までよく見えます

アクセス

JR日豊線「中津」駅から徒歩約15分です。
無料駐車場もありますので、車で行くのも便利です。

スタンプ設置場所

 中津城の続日本100名城スタンプは、下記に設置されています。(最新情報や詳細は公式サイトにてご確認お願いします。)

奥平家歴史資料館(模擬天守)

・開館時間、休館日にご注意ください。入城料が必要です。

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