所在地:沖縄県南城市
登城日:2026年4月
森の中に長大かつ重厚な城壁がひっそりと立っています。城壁に沿って、また、展望台に登って、横から上から様々な角度から城壁を楽しめる城です。
魅力度ポイント


曲線に曲がった長大な城壁は一見の価値あり!
点数はあくまでも個人的な見解です。魅力度ポイントの詳細については以下ご参照ください。
概略
糸数城は、糸数集落の東側に位置し、標高180m前後の丘上に築かれています。14世紀頃に玉城城の西の守りとして玉城按司の三男に糸数城を築城させたと言われています。
城は東側を除く三方が自然の断崖となっており、東側は丘陵上の平坦地のため、高い城壁が築かれています。東側の城壁は南北に長く、大部分が野面積みの石垣で構成されています。城壁中央部分に正門があり、正門付近の石垣は切石積みが用いられています。
| 別名 | – |
| 城地種類 | 山城 |
| 築城年代 | 14世紀頃 |
| 築城主 | 不明 |
| 主な城主 | 不明 |
| 文化財史跡区分 | 国指定史跡 |
見どころ
城への道

グスクロード東屋駐車場に車を停めて、登城します。駐車場の前の道路を横断し、写真の砂利道を進みます。城は向こうに見えている森の中のようです。それなりに歩きますね。

すこし進むと道の左側に蔵屋敷跡の標柱がありました。糸数城の蔵屋敷があったのでしょうか。ご覧の通り、今は何もない草原になっています。

さらに進むと道の右側に佐南グムイの標柱があります。こちらも今は草原ですが、20年ほど前にはこのあたり一面は池だったようです。「グムイ」とは琉球の言葉で「池」のことだそうです。乾燥して草原化したようですね。城にとっては水は重要ですから、昔は大いに活用されていたのではないかと思います。

それにしても見渡す限りの草原です。かなり広大な面積だと思われます。この辺りは佐南村と呼ばれていたようです。往時は集落が広がっていたのかもしれません。

森に近づいてきました。道はさらに奥に進んでいます。

進んでいくと奥に石垣が見えます!糸数城の東側の城壁です。道の先に石垣が見えるといつだってテンション上がってきますよね!
城壁(東側から見る)

城壁に近づいてきました!木々の間から石垣が見えます。近づくにつれて視界の中の石垣が大きくなっていくのがたまらなくいいですね〜。

道沿いに進むと石垣に突き当たります。この辺りで道は終了しています。
余談ですが、私が城を出て帰ろうとした時に、ここまで車で来ている方を目撃しました。車の轍のようなものが道に残っていたので、もしかしたらここまでは車で来られたのかもしれません・・。

突き当たって右側を見るとこんな感じです。北側はすこし高くなっているようです。

もっと近づいてみます。おそらくこの辺りが北側の端です。

今度は逆に左側(南側)を見てみます。城壁の切れ目が見えないくらい先に続いています。

城壁に沿って、左(南方向)に進みます。真ん中の切石積みになっている部分が城門です。

城門を通り越してさらに南に進みます。まだまだ城壁は続いています。

すこし遠目から見ています。沖縄の城だけあって、糸数城の城壁もやはり多少の曲線を描いています。

まだまだ先があります。長大な城壁が素晴らしいですね。

城壁が一部が前方に突出しています。横矢掛かりを狙っているように思えます。防御力も高いですね。

前方に突出した城壁が2つも並んでいて、城壁のラインが凸凹しています。

もう一方の突出した石垣です。この城壁の防衛ラインはかなり強力ですね。

さらに進むとこの辺りで石垣は途切れているので、城壁の南端まで辿り着きました。いや〜、この城壁は南北に相当長いです。まさに万里の長城のようですね。
城門

城壁の南端から城門跡まで戻ります。

こんなに長い城壁で、ここだけ切れ目があり、城門となっています。もしかしたら、往時はアーチ型で積まれていたのかもしれませんね。

城門付近は切石積みとなっているようです。

城門を通り抜けて、振り返って見ています。この城壁の東側が城外で、西のこちら側が城内だと思われます。
城壁(西側から見る)

城壁の西側が城内だと思われます。東側に比べて若干低くなっています。

城内から見た北側の石垣です。城内に入って右側です。北端の方に人工物が見えます。あとで行きますが、展望台が設営されているようです。

今度は逆に城門より南側を見ます。

城門より南側は岩がごろごろと転がっています。

城壁に沿うように段差のある石垣があります。おそらく人が登りやすくするようにしたのだと想像します。これを見るとやはりこちらが城内で、東側からの攻撃に備えた石垣であることがよくわかります。
城内

南北の長大な城壁から西側が城内です。少し西に降って行くと広いスペースに出ます。見えている石垣は北からの攻撃に対する防御用の城壁だと思われます。

北側の城壁の切れ目が道になっています。往時は繋がっていたと思いますが、こちらからも城に登城できそうです。正しいルートかわかりませんが、車でも来られそうな感じでした・・。

城内から西の方を見ています。西側は自然の崖になっているようです。

城内の所々にこのような石積みがありました。もしかしたら拝所かもしれません。

西の端のあたりから東の方を見ています。北と東は石垣で囲まれているように思います。かなり面積の広い郭です。

北側の城壁の切れ目の間です。

南北の城壁と同じように、人が登って防御活動をしやすいように二段の石積みになっています。

北側の城壁は、南北の城壁と繋がっていそうです。東西に平行するような城壁が逆U字のようなカーブを描いて南北の城壁へと続いています。見えている一番高い石垣の辺りが北端で、そこからU字のカーブが折り返しているような形です。
展望台

南北の城壁に戻ってきました。先ほど見ていた北端の城壁の内側に展望台があります。(「展望台」が正式名称かどうかはわかりません・・)

すごく高いわけではなさそうです。

展望台のてっぺんです。まだまだキレイそうなので、新しい感じがします。最近作られたのでしょうか。

階段の途中ですが、西の方を見ると城内が見渡せます。眺めは思ってたより良いですね!

石垣の先に市街地が、その先に海が見渡せます。

展望台のてっぺんまで来ました。南北に長かった城壁が上から見渡せます。この眺望は素晴らしいですね!高い視点から見るとまた違った良さがあります。

森の中に長くて曲がった石垣が存在感を放っています。その先に見える海。他では見られない景色です。
アクセス
公共交通機関だとバスになると思われます。沖縄なので車で行くのがおすすめです。
城の近くにグスクロード東屋駐車場という無料駐車場があります。城の中心部までは歩いて10分くらいかかると思います。
城壁の近くまで車で行ける道が続いていましたが、地域の管理的に本当にOKなことなのかわかりませんでしたので、ここに停めて歩いていくと間違いありません。

