所在地:沖縄県南城市
登城日:2026年4月
森の奥にひっそりとたたずむ石垣、その石垣にアーチ状にくり抜かれた正門と裏門は趣きがあります。門をくぐると拝所のある城内へ。視界が開けて、沖縄の海も望めます。
魅力度ポイント


正門と裏門が往時の雰囲気をよく伝えてくれているような気がします。
点数はあくまでも個人的な見解です。魅力度ポイントの詳細については以下ご参照ください。
概略
知念城は12世紀末から13世紀にかけて知念の台地上に築城されたと言われています。按司と呼ばれた首長たちが抗争を繰り返したグスク時代の城で、自然石を使った野面積みの石垣で囲まれた古城(クーグスク)と、加工石と使った切石積みの石垣で囲まれた新城(ミーグスク)の2つの曲輪が東西に連なっています。東側が古城、西側が新城と呼ばれています。
1972年に国の史跡に指定されています。明治時代に至るまでに番所や学校で使用され続けたらしく、発掘調査の結果は中世や近世にかけての遺構が入り交じった状態だったようです。
| 別名 | – |
| 城地種類 | 山城 |
| 築城年代 | 12世紀〜13世紀頃 |
| 築城主 | 不明 |
| 主な城主 | 知念按司 |
| 文化財史跡区分 | 国指定史跡 |
見どころ
縄張

駐車場近くにあった知念城の案内板です。縄張図ではないですが、知念城の城絵図的な絵が載っていますので、一読してから訪問すると良いと思います。東西に古城と新城という2つの曲輪で構成された割とシンプルな縄張のようです。
城への道

駐車場の前の道路を挟んで向かい側に知念城へと続く道の入り口があります。このように案内板も立っています。

かなりくだって行きます。道は舗装された道路になっています。

体感ではおよそ200mくらい進むと視界が開けてきて、目の前に石垣が現れます。山城や平山城で山道や森の中を進んだ時に、ふと石垣が見える瞬間はたまらなく良いですよね!
ノロ屋敷跡

知念城の石垣が見えてきたあたりで、右側を見ると森の中に石積みがあります。これらはノロと呼ばれる祭祀を取り仕切り御嶽を管理した女司祭の屋敷跡だそうです。

確かにいたる所に石積みがあり、さらに祭祀を取り行ったであろう拝所と思われる一画も見受けられました。
正門

さて、道をまっすぐ進むと正面に石垣があり、ここが新城(ミーグスク)です。

真正面に見えていた石垣です。このあたりの石垣が最も高そうです。おそらく修復されたものと思われます。

真正面の石垣の左側に門があります。こちらが正門です。

アーチ型で、門内部に木の枠がはめ込まれています。補強のためでしょうか。門の左側は自然の岩石のようです。

正門から城内に入るとこのようになっています。目隠しの衝立のような石垣が正面にあります。

振り返って見ています。(城内から見た)正門の裏側です。
裏門

道を途中で正門に行かずにまっすぐ進むと、左側に石垣の中に門が見えてきます。

こちらが裏門です。小ぢんまりした所がなんとも言えずカワイイ感じがします。

正門に比べると幅が小さく作られているようです。こちらも正門と同様、木の枠がはめ込まれています。今でいう裏の通用口のようなイメージですね。

城内に入って、振り返って見た裏門です。人が一人通れるくらいですね。
新城(ミーグスク)城内

裏門もくぐらずに道なりに進むと石垣に切れ目があり、そこから城内に入ることができます。

おそらくですが、往時は石垣は切れ目なく繋がっていたのではないかと思います。後世にできた道でしょう。

城内の南端です。石垣の外側は崖のようになっています。

南端の先端には石積みがあり、おそらく拝所であったと思われます。

城内の南側です。西側と南側は低い石垣で囲まれています。

南側の石垣に沿って進むと東側は鬱蒼として木々が生い茂っています。木々がある場所が古城の領域だと思われます。ちょっと藪すぎて入れないですね・・。

今度は逆に北側です。裏門と正門の石垣になります。木々が茂っている所が古城の領域です。

見えている門は裏門です。裏門の城内側は目隠しのためなのか、虎口になっているのか、石積みが散見されます。

場所を変えると、正門と裏門が同時に見えます。右が正門で左が裏門です。
城からの眺望

南側の石垣の先は崖のようなので、眺望は良いです。沖縄の海が望めます。

やっぱりどこから見ても沖縄の海は綺麗ですね!素晴らしい!

青い海は見ていて飽きません。沖縄のほとんどの城は海がきれいに見渡せます。
アクセス
公共交通機関だとバスになると思われます。バス停から遠そうですので、車で行くのがおすすめです。
知念城の訪問者向けに無料駐車場があります。登城するならここからが良いです!


